
「Suns'こもろドッグシェルター」保護犬施設とドッグホテル
小諸市の外れ、静かな森の道を進んだ先にある「Suns'こもろドッグシェルター」。軽井沢から車で約25分。夫婦二人で営むこの小さな施設では、保護犬の譲渡活動とドッグホテルを運営しています。シェルターとして始まったこの場所は、開設から約18か月。犬たちが安心して次の家族と出会えるよう、犬たちと丁寧に向き合っています。
私たちがここを訪ねたのは、決して他人事ではなかったからです。愛犬ウミも保護犬として私たちの家族になりました。軽井沢へ移り住んでから、この土地にも同じように犬たちを支えている人たちがいることを知り、その活動を実際に見てみたいと思っていました。

シェルターについて
現在、このシェルターには7頭の犬たちが暮らしています。ただし、その数は常に変わります。新しい家族との出会いを待ちながら、一時預かり先で過ごしている犬もいるからです。
多くは佐久保健所の管轄で保護された犬たちですが、シェルターに受け入れの余裕がある場合は、他県からの相談にも対応しているそうです。また、飼い主の高齢化などにより、これまでいっしょに暮らしてきた犬を引き取るケースも少なくありません。
この日私たちが出会ったのは、リクという柴犬系の男の子でした。栃木県の山中で野生に近い環境で暮らしていたところを保護されたそうです。初対面では少し距離を取っていましたが、しばらくすると静かにこちらの様子を見つめてくれました。警戒心を残しながらも、穏やかな表情で、自分のペースで新しい環境に慣れようとしている姿が印象的でした。

施設について
この施設で印象に残ったのが、森に囲まれたドッグランでした。広々とした敷地にはゆるやかな起伏があり、犬たちは思い思いのペースで走り回ることができます。毎日この場所で体を動かせることは、シェルターで暮らす犬たちにとって、心身の健康を保つ大切な時間になっているそうです。
屋内スペースは、シェルターで暮らす犬たちとドッグホテルの宿泊犬がいっしょに過ごす場所です。日中はスタッフの目が届く環境で、それぞれの性格や相性に配慮しながら過ごしています。
譲渡を考えている方へ
新しい家族との出会いは、急いで決めるものではありません。まずは生活スタイルや住環境について話し合い、その後シェルターで実際に犬と会います。1〜2週間のトライアル期間を通して、お互いが安心して暮らせることを確認してから、正式な譲渡へと進みます。
ドッグホテルについて
ドッグホテルを利用する犬たちは、シェルターの犬たちと同じ施設、同じドッグランで過ごします。独立したボーディング施設ではなく、森に囲まれた落ち着いた環境の中で、それぞれの様子や相性に配慮しながら一日を過ごせるのが特徴です。
軽井沢を拠点に滞在する方や旅行中の方で、一時預かりやデイケアを探しているなら、自然の中でのびのびと過ごせる選択肢のひとつになると思います。
決して大きな施設ではありません。しかし、犬たちと丁寧に向き合いながら、新しい家族との出会いをつないでいる場所でした。
譲渡を検討している方だけでなく、ドッグホテルを探している方や、こうした活動に関心のある方にも訪れてほしい場所です。きっと、この場所ならではの穏やかな空気を感じられるはずです。
詳細の確認や寄付については、こちらからウェブサイトをご覧ください。
